「生産性」を読んだ
ちきりんの生産性という本が会社近くの本屋にあったので買った
成長とは生産性の向上
成長とは人格的向上でも、新たな知識の獲得でもなく、生産性の向上であると定義する。 シンプルで非常に気持いい定義だと思う。
この前提に基いて考えると、成長のプロセスとは、
- 出来ないことができるようになること
- 出来ることに掛かる時間が更に減ること
- 余剰時間で新たなチャレンジができるようになること
の1~3のプロセスが延々と回ることと言える。
生産性の向上をするための方法論
その為にまず何をしなくてはいけないか、
生産性とは単位時間あたりの成果量であるので、要するに下記が出来ればいい。
- 成果の向上
- 時間の短縮
中学生でもわかる分解だ。 実際に、これらを実現するためのアドバイスもしている。
生産性の計測
なぜ生産性があがらないのか、というと要は計測していないからである。 なので、ストップウォッチで計測しようということだ。
ストレッチゴール
推奨されている比較対象は下記の3点
改善/イノベーション活動を実行すること
3%の改善と3割の改善ということを推奨している。つまり、違う視点で課題を捉えて考えようということだ。 目標のストレッチ度合いが変わると、現段階の構造で可能な施策と、構造を壊さなくては見えない解決策の2つが見える。
成果を出すスピードを早めるビジネススキルを学ぶこと
ココらへんはどの本でも同じことを言っているのでどうでもいい
この本のメッセージにおいて何が重要なのか
この本で言っていることは何なのかというと、要するに働く上では下記の3点がないといけないということだ。
- 明瞭な成果測定
- 継続的なストレッチゴール
- 継続的な改善活動/イノベーション活動
逆に言うと、これらを担保できないということは成長角度が甘いということになる。 すなわち、個人としてのポテンシャルが腐っていくということだ。
どうアクションすればいいのか
地道な生産性の改善をしていくということ、 並びに手遅れにならないように自分の評価を業界内で確認していくことが必要になると思う。
すなわち、TODOは、
- 現在の仕事を進めていく上での時間の使い方を計測する
- 週に1度、できれば毎日振り返りを行って改善をする
- 定期的に外部の勉強会に参加し、自分の成長角度を意識的に高めていく
- 転職エージェントと接触した上で市場価値を計測する
ことが重要っぽい。すごいざっくり書いたけど、そういう意味合いだろうと思う。
残論点
組織としての生産性を高めるための障害になりうる存在は、組織の持つ慣性・人間だそうだ。そのようなことを言っていた人がいた。 だけれども、それは単純に周りを説得しきれていないのであり、つまり実績を作れていない言い訳だろうと思った。